篠田節子さんの情報を中心にお届けします。

『モーストリー・クラシック』(2002/11/21)

「モーストリー・クラシック」9月号に、エッセイ『MEET THE CLASSIC - 音楽との出会い 付き合い』が掲載。
角田さん率いる社会人チェロ集団「パブリート」 についてなど、篠田さんとチェロの関係がより理解できる、『カノン』〜『ハルモニア』好きにはたまらない内容です。

[kamecasalsさん情報どうもありがとうございました]

『最近の掲載記事一覧』(2002/09/29)

■ 「オール讀物 9月号」の『文藝春秋80周年 特別企画-直木賞「受賞の言葉」集成2』に、篠田節子さんの「受賞のことば」が掲載されました。

■ 「祥伝社文庫」より6月新刊として『紅迷宮』刊行。ケースワーカーを描く『死神』の短編「失われた二本の指へ」が収録されています。

■ 「小説すばる」7月号(6月17日刊行)の特集『人気女性作家スペシャル』に『恨み祓い師』が掲載。「天城転生院」は必見です。

『家鳴り』(2002/07/09)

「新潮文庫」6月の新刊。 新潮エンターテインメント倶楽部として平成11年3月に刊行された『青らむ空のうつろのなかに』を改題。
「小説新潮」「小説宝石」等に連載された、表題作「家鳴り」「青らむ空のうつろのなかに」を含む短編7編。
水球に魅せられた男の行く末を描く「水球」。
犬型ロボット「アイボ」の説明書の中に、そっと小冊子を入れて欲しい「操作手」。
衝撃的なラストが印象深い問題作「青らむ空の〜」。
ある意味、もっとも問題作な「やどかり」等々、
人それぞれ、「ホラー」であったり、「社会派」であったり、「HORROR(?)」であったり、 各々の読み方によって、いろんなとらえ方のできる懐の広い短編となっています。

個人的には偏った愛情、「偏愛」がテーマではないかと思ったんですが、どうでしょう?

[itoさん情報どうもありがとうございました]

『ホラーを書く』(2002/06/17)

「あなたのお気に入りの一冊は?」と聞かれた場合にどう答えます?
わたしの場合は、なかなか手に入り難くて、皆があまり持ってなさそうな、 それでいて内容が良い、ちょっとマイナーな一冊をあげてしまうことがあります。
きっと、「わたしだけの一冊」という優越感に浸りたい気持ちが、どこかにあるんでしょうね(笑)。
そんな一冊が、この『ホラーを書く』(小学館文庫 6月新刊)でした。

今ではなかなか読むことができない「ホラー作家」としての篠田さんへのインタビューは、 インタビュアーの東雅夫さんによって内容がぎゅっと凝縮されており、読みどころ満載でした。

そんな一冊が、小学館のせいで文庫になってしまい、 「わたしだけの一冊」として、優越感に浸れなくなってしまいました。ほんのりとほほ・・です。
でも、みんなに読んでもらえるということで、よしとしましょう!

[参考]
牛込櫻会館(東雅夫さんのホームページ)
http://www.asahi-net.or.jp/~gg9k-skri/

『小説家という情景』(2002/05/19)

「小説宝石」5月号特集、菊池秀行さんによる篠田さんの思い出+瀬戸正人さんによるカラーグラビアです。
写真ってぼんやり見ているときは、なかなか分からないんですけど、よ〜く凝視すると、いろんなものが見えてきます。 作品の舞台となる中野区の取材風景の場合、部屋のカレンダーの日付から推理すると、 もしかしたら『天窓のある家』の取材かもしれないなとか。篠田さんの使っているパソコンがなんかごっつくて凄いなとか。 手を添えてる木はアレでないとやっぱり効率が下がってしまうのかな・・?、等々。
そんなストーカーまがいな見方(?)もやってみると案外楽しかったりするので、暇がある時にちょっと挑戦してみてはいかが?

『女流作家の"究極"の映画』(2002/05/07)

「オール讀物」5月号の特集「女流作家の究極の映画」。篠田さんの挙げた"究極"の一本について。

「叫びとささやき」(スウェーデン/1972)

製作/監督/脚本 イングマール・ベルイマン
出演 ハリエット・アンデルソン / イングリッド・チューリン / リブ・ウルマン

世界映画の名匠ベルイマンが 名作「沈黙」から10年 華麗な色彩で描破する ’73年度最高の芸術大作! 人間の、女の、心の底にうごめくたえざる性と死へのおののき−− とぎすまされた名匠の感性が 現代の孤独をあばく衝撃問題作!(公開時コピーより)

『レクイエム』(2002/04/24)

「文春文庫」4月新刊。
「オール讀物」に連載(「コンクリートの巣」のみ「別冊文藝春秋」掲載)されていた六つの幻想短篇。
解説の大倉さんが絶賛する「帰還兵の休日」は私もオススメ。 バブル絶頂期の自分を取り戻そうとする青年、老女の過去、ラスト、何もかも好きで、 読んでいて、うんうんうなずいてしまいました。
そんな絶賛重ね(?)の本作ですが、 是非、読んでみてくださいな。

また、作品内容がバラエティに富んでいて、それぞれ「短篇」として読んでも楽しめます。が、 「時の迷路」「都市に棲む闇」「そして、光へ」の三章で構成された「レクイエム」を、 繋がりのある「連作短篇」として読むのも、けっこうオツなものかもしれません。

『思い出の映画』(2002/03/24)

「小説現代」4月号掲載。コラム1p。 見てしまった映画「サロン・キティ」(伊・仏・西ドイツ/1976)について。 本作のティント・ブラス監督は『カリギュラ』(1980)、谷崎潤一郎原作『鍵』(1984)でも有名。
・・かなり大人向けの映画なので注意が必要です。

『天窓のある家』(2002/03/24)

香の境遇に、過去の自分を照らし合わせる秀子。
偏光レンズ越しに見つめる天窓の内側。
小説誌「月刊J-novel」(実業之日本社)4月創刊号に掲載された短編です。
新創刊の「月刊J-novel」が、なんとも気になるあなたは 実業之日本社 Webギンザへどうぞ。 Web上での本の紹介、販売などを行っているようです。

『寄り道ビアホール』(2002/02/19)

「講談社文庫」2月新刊。 「朝日新聞日曜版 家庭欄」(1998/10/04〜1999/03/28)に連載されていたエッセイを「寄り道ビアホール」と題したものです。
エッセイ、旅行記、日記に加えて、すべてが対照的と思われる(?)重松清さんとの貴重な対談もありと、 なんとも大ジョッキなエッセイ集です。
寄り道なのに、ビアホール。家庭欄なのに、ビアホール。 「なま」篠田節子がジョッキ片手に話しかけてくる、そんな元気の出る社会派エッセイ。
「百年の恋」の原点とも言えるエッセイ「赤ちゃんが来た」は、特に注目です。

「本当の自分を探して幾年月。先月下旬に本当の自分を見つけてしまいましたが、これからどうすれば?」 と、今まで内面を向いていた気持ちが外側(社会)へと向かい始めた時に読むと、よりグッとくるはず。

『戦争の鴨たち』(2002/01/24)

「オール讀物(文藝春秋)」2002年2月号。直木賞作家特集に掲載の異色短編です。
「ひと山当てようと、カメラマンの考太郎はアフガンに潜入するが・・」というあらすじに 騙されてはいけない、とても貴重な篠田節子さんの「超」異色作です。 あの隠れた(?)名作「斎藤家の核弾頭」を彷彿させます・・と言ったらなんとなく 雰囲気が伝わるでしょうか?
きっと篠田さんの別の一面が見えてくるはず。

<注>この作品は篠田さんのイメージを根底から覆す可能性が高いため、 子供、妊婦、心臓が弱い方、「女たちのジハード」の続編を切望されている方等はなるべく読まないでください。

なまタリバン・・。

『緋迷宮』(2002/01/24)

2001/12初版の祥伝社文庫ミステリー・アンソロジー。
結城信孝さんが編集した、女性作家による傑作ホラー短編集です。
篠田節子さんの短編「ピジョン・ブラッド」が掲載されています。
是非読んでくださいな!といいたいところですが、本作は短編集「愛逢い月」に既に収録されているため、 このHPを読んでいる方なら、こちらの方がお得かと・・(おいおい)。
でも、他の作家の未収録作品や、書き下ろしなどもあるので、 興味のある方は、読んでみてくださいな。

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